アウトレットのデニムヤーン(デニムの耳)でルームサンダルを作ってみた

前回の試作のときは、作ることに精一杯で写真撮影を忘れてしまいました。今回は2回目ということで、製作にも少し余裕ができました。

デニムの耳で布ぞうりづくり

前回の布ぞうりづくりの様子はこちら

廃棄されるデニムの耳を使いたい!デニムの耳にもいろいろあって その2

アウトレットのデニムの耳を使い、ナチュラル(グレー)の布ぞうりづくりです。使いやすい長さに切ってから使うのもいいですが、せっかく長いままのものをさらに切るのはちょっと忍びない…
と思ったので、そこはDANBOLOOM販売の会社であることを思い出し、杼(ひ)を使うことにしました。

うん、織りやすくなりました。

工房にあるアウトレットのデニムの耳は短くても5mくらいあるので、玉状に巻いたままだと使いにくいのです。ここは一度杼を使って織っていきます。
長ければ途中で切っても問題はないですが、個人的に長いまま使いたかったのです。あくまでも個人の感想です。ただし、終わりの方になるとロープの間隔も狭くなって杼が通らなくなるので、最終的に杼から外すんですけど…

デニムの耳で布ぞうりづくり
杼に巻いて使ってみます

耳のふさふさを同じ方向に出るように向きを確認しながら織っていきます。足の裏にふさふさが当たるようにしたので、写真ではほぼ白くてわかりにくいですが、裏側はナチュラルグレーの色が出ています。

順調に織り進んでいき、下の部分ができました。5cm程残してPPロープを切ります。
凹凸が目立たなくなるようにロープを解きます。長めに残しておいたデニムの耳でロープを隠します。かなりしっかり力を入れて織っているので、毛糸用とじ針を使ってはみ出ているデニムの耳を入れ込みながら、全体をきれいにします。

ロープをばらします
ロープをばらします
長めに残しておいたデニムの耳でロープを隠していきます
長めに残しておいたデニムの耳でロープを隠していきます

次は鼻緒を付けていきます。
PPロープは硬いので、鼻緒の芯にするときはほどくらしいのですが、本によっては芯を入れないものや、綿を入れるものもあり、ほんと、いろいろありますね。なんとかデニムの耳を活かしたいと考えた末に試したのは、デニムの耳を2枚重ねて縫い付けるという方法です。
まず、2枚重ね合わせてミシンで縫っていきます。これだけだと、指の間がまだ痛いような気がするので、両側にふさふさが来るようにジグザグミシンで縫い合わせます。かなりしっかりできました。

この幅だと鼻緒に高さを付けないほうがいいのではと思い、今回はビーチサンダル風にしました。

鼻緒の先を始末するときに、このタイプは厚みと幅があるので中に折り込むのは結構難しいですが、がんばります。今回は太目の糸で底にに縫い付けました。足に馴染むまで少し時間はかかると思いますが、この夏は布ぞうりで過ごしたいと思います。

【アウトレット】デニムの耳 ナチュラル | DANBOLOOM powered by BASE

デニムの耳 – ナチュラル -こちらの商品は、一部に色ムラや色あせなどがあります。ご了解の上ご購入ください。しっかりしたデニム地なので、ワイヤーハンガーなどに巻いてみてもいいですね。素材 : 綿・ポリエステル容量 : 20m※個体差により色合い、風合いに若干の違いが出る場合がございます。ご了承ください。