ふくすけ、警備犬なのか、もふもふしすぎてセラピー犬なのか

6月も半ばになって気温がぐんと上がり始めると、廊下にグレーのもふもふが転がるようになってきます。そのもふもふは主に2階の階段の前で寝そべっていますが、ここはみんなの作業の音が聞こえて、廊下を歩くみんなの様子が見え、出勤時間と退勤時間にスタッフを見守ることができるベストポジション。

もふもふのふくすけのルーティーンを見てみましょう。

ふくすけの業務

まずは朝の業務。みんなが出勤してくるのを階段の上から見守ります。階段の下から見ると逆光なので、いつも真っ黒い塊が見下ろしている状態です。

おわかりでしょうか、トイプードルです。逆光で撮ったので明るさを補正しましたが、だいたいいつもこのくらいの色です。レンズに光が入ってしまってなかなかうまく撮影できません。しかも若干ぶれています。。。

階段の下から「ふくちゃん、おはよ〜」とスタッフに声をかけられます。ふくちゃんは階段が怖いので、一人で降りることはできません。「あ〜、今日もいるな」とお互いに思っています。

朝の見守りのあとは窓際で寝転がり、外の音が気になると起き上がって窓の外を見ます。すりガラスなのでよく見えないときは、前足で窓をカリカリして訴えます。だいたい事務所でくつろぎます。

くつろぐのはいいのですが、スタッフの足の上に横たわったりするので、席を離れるときはゆっくりと足を外します。机の下にいることが多いので、たまに蹴られたりもしますが、もふっとした温かいものが触れると、なんだか癒やされます。
こうして昼まで過ごしますが、気温上昇に連れ、次第に廊下に落ちるようになります。

お昼休みは、さり気なくスタッフのところへ行き見つめます。ご飯をください…と。
見つめられると断れないですね。断れない人を知っているので、いつも私の足元に来ます。そうして私は茹でた鶏の胸肉をちぎってあげるのです。

さて、午後の業務です。ふくちゃんは、午前に引き続きお昼寝です。玄関のチャイムが鳴るとたまに「ワン!」と言って来客を知らせてくれます。廊下を通る人にもふもふな頭を撫でられ、撫でられ放題で過ごします。
工房の掃除が終わり、15時でスタッフが帰ります。階段の上からみんなの様子を眺めています。今日もお疲れ様。気をつけて帰ってね。

ふくすけ、業務終了

1日の警備がほぼ終わり、やることもないので、寝ます。

トイプードルの寝姿

アニマルセラピーという言葉も広く知られるようになりました。猫や犬を同伴で出勤可能な会社もあるようです。そんな会社、羨ましい。。。
ふくちゃんの場合はアニマルセラピーという立場で出勤しているわけではないので、医療施設や福祉施設にいる動物とはまた違いますが、癒しになっているのは明らかです。「今日ふくちゃんいないんだね…」とつぶやくスタッフもいて、工房のメンバーとして認められています。自宅でも動物を飼っているスタッフもいるので、動物愛を感じながら過ごしています。たまに作業部屋に顔を出すと、みんなから撫でられまくっています。

もふもふしてて愛らしい姿はぬいぐるみのようですが、動物も生きています。言葉で訴えることができないので、人間が愛情を持って接しないと、あちらこちらに不調が出ます。トイプードルは涙やけしやすい犬種でもあるので、定期的に拭いてあげないといけません。しかも毛に絡まる!
朝、ふくちゃんの目やにチェックから私の業務は始まりますが(ふくちゃんに関して私がすることははすべて趣味の範囲内です)、目やにを拭いて自分のニオイが付いているティッシュがふくちゃんは大好き。ゴミ箱からそのティッシュだけを探し出してもぐもぐしています。ついでに他のものもゴミ箱から出てしまうのですが…
それがふくちゃん自身の癒しに少しでもなっているのならいいです。

お互いにストレスがなく平和に、幸せに暮らせる環境を作っていきたいですね。