季節の織りのインテリアパネル~Saccora Japan diary~

【裂き織】季節の織りのインテリアパネル【幸呼来Japan】

Saccora Japan diary -裂き織の魅力と幸呼来Japanの日常風景をお届けします。ブログ「さっこらにっぽんじん」Blog:https://blog.saccora.jpInstagram:https://www.instagram.com/saccora_japan/Facebook:ht…

さっこらでは現在、春夏秋冬、それぞれの季節をイメージしたインテリアパネルの製作をしています。

パネルに使う織りは、色選びから色の重ね方まですべて職人の自由です。
赤系統のよこ糸だけでもこれだけたくさんの色や柄があります。このたくさんのよこ糸中から、イメージに合うものを選びだし、織りあげていきます。こうして、他に同じものは一つとしてない、織り手の個性が出る裂き織が出来上がります。

8月に放送された、今年の24時間テレビの取材でも、秋をイメージした織りを撮影していただきました。

24時間テレビの撮影でテレビ岩手さんがやってきました-Saccora Japan diary-

今、職人がっているのは夏。
一度にパネル複数枚分織ってしまい、後から裁断し切り分けていきます。
なので、足元にはすでに完成した織りが。春の織りが二枚分、夏の織りが一枚分織りあがっています。
それぞれのパネルの間には「織り止」という余白があり、そこを裁断することでパネルの織りが傷つかないようにしています。

手元に見える夏の一枚目は空や花火をイメージ。
青い空から紺色の夜空に移り変わり、その中に点々と浮かぶ紫が美しい花火を思い起こさせますね。

写真だとわかりづらいですが、紺の花火のよこ糸の上の青いよこ糸が織り止です。

織り止を挟み、二枚目は鮮やかな黄色や紫。何のイメージが聞くと、向日葵や朝顔といった夏のお花のイメージのようです。

心地よい音と共に織りの様子を撮影していたら、優しい色合いの緑のよこ糸に切り替わりました。黄色や紫がお花だったので、その葉っぱかなと思っていたら、なんとこの緑色の正体は……

枝豆!!

まさかの回答に思わず、吹き出してしまいました!
そう言われてしまうと、確かに枝豆にしか見えなくなります。

そして、枝豆から今度は空に。
お花畑、枝豆畑から広がる空でしょうか。
一枚目のはっきりとした空とは違う、白をベースにしたふんわり優しげな空ですね。
白の中にところどころ入る水色の位置は職人が細かく調節していました。まさに職人技!

自分の想像と職人の思惑が全然違うのもなんだかおもしろいです。
この色はどんなものをイメージしたのかなと考えるのが楽しい、そんなインテリアパネルに仕上がりそうです。

季節をイメージしたインテリアパネルは、サイズ違いで製作中です。

織りの様子はYouTubeの動画からご覧ください!

幸呼来Japan YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCdqRF9-PuhSKArV46CFx6yA