工房にあるデニムの耳も、種類が増えました。
種類が増えたというか、仕分けしていったら実は細さも硬さも違って、いろいろ使いみちが増えそうな気がしてきたのです。
ネットでデニムのリメイクを検索していると、インディゴがずら〜っと並んでいます。100円ショップでもデニムヤーンが販売されるようになりました。しかしそれも布地を裂いた状態の細長いもの。
それより前の、デニム生地を製造する段階で出てしまう「デニムの耳」があるのです。
ブログでも何度もご紹介していますが、もっともっとデニムの耳の存在を知っていただきたい!
我々がなかなか使いこなせてないくて、ご紹介するにも魅力を届けられていないのかもしれないですが、これは面白い素材なのです。端っこならではのふさふさ、ほわほわ。見た目の質感はハードなのに手触りが良くてソフトな面も。
これは猫様にも人気。
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デニムの耳にもいろいろあって その2
2006年から13人のクリエイターが取り組み始めた「デニムの耳プロジェクト」。廃棄されるものを活かし循環型のものづくりを目指そうという取り組みですが、デニムの耳を使った様々な活動を見ることができます。生地としてだけでなく、アート作品の素材としても使われています。
そう、もっと可能性があるに違いない!と思うのです。
ロールになったものを解いて、糊落としをして…時には染めてという、とても手間のかかる作業を経ていますが、出来上がった商品はお客様にも高評価です。
デニムの耳をと極太毛糸をミックスしたタペストリーは、シンプルで、初めてハンドメイドをする方にもおすすめです。木の棒に結んでいるだけでもインテリアになってしまうのです。
ナチュラルとホワイトの2色セットでできてしまうので、とっても簡単です。
さっこらの商品として使っているのは約1.3cm〜1.5cm幅のデニムの耳です。それ以下は柔らかくて裂き織にはできないので、ミニタペストリーや他のクラフト素材として使っています。
約1cm幅のものは2種類。ナチュラルとホワイト。ナチュラル(グレー)は少し濃い目の色合いです。
一巻き約18mで、たっぷり使えます。
布ぞうりやペットベッド、マットを作ってみましたが、我が家では大活躍です。
なぜもっと活用されていないのか…大手通販サイトでも素材として販売しているところはあまりないようなので、なかなか目にすることも耳にすることもないかもしれません。
商品にするまでに手間がかかるというのも理由の一つかもしれないです。
さっこらの取り組みも、もっと知っていただけるように今後も活動を続けてまいります。
デニムの耳で何を作れるか、アイデア探しの日々です。