さっこらが販売しているデニムの耳のなかで、約1cm幅のものがあります。手触りもやわらかく、裂き編みにするにはちょうどいい感じの感触です。量もそんなにないのでなかなか商品にはならず在庫となっていました。
もともとは工場で廃棄されていたデニムの耳。もっともっと使っていきたいと思っています。
この細デニムの耳で何か作れないかと考えておりましたが、目の前にいるのは猫と犬。どうしても頭からペットベッドが離れません。ベッドにするには厚みのある方がいいかもしれません。
しかしこの柔らかさを何かに活かしたい。まずはおざぶを1つ作ってみることにしました。
さっそく編み始める
素材販売用に切り分ける前の大きな巻玉。多分60m近くあると思いますが、これを使って編んでいきます。
ちなみに細めのデニムの耳はホワイトもあります。
10号のかぎ針で作り目を8目でスタート。編み物は冬にしかやらないので、毎年編み方を復習しながら作っています。目数がわからなくなる可能性大なので、目印リングという便利なものを使うことにしました。
一昨年買って以来一度も使っていなかった目印リング。ここにきてやっと活躍の場ができました。
以前作った猫おざぶはモールヤーンだったので、編むのも簡単でしたが、このデニムはどうでしょう。
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1段編んでみましたが、厚みがしっかり出ます。10号針をあまり使ったことがないので初心者には扱いにくいところはあると思いますが、何事も挑戦です!
今回は何も冒険しないで細編みで編んでいきます。心の余裕がないので…
3段目を編んだ時点で思いました。普段猫ベッド製作を担当しているスタッフのなんと素晴らしいことか!
猫ベッドは、今私が編んでいるデニムの耳よりも太いデニムの耳を使っているので、もっと大変なはずです。担当スタッフの製作したものは編み目もきれいに出ているし、幅も一定だし、改めてその技術の素晴らしさを実感するのです。
手順を見て、先輩に聞きながら練習している姿を見てきましたが、成長した姿も見られて、感動しております。
感動しつつ私もさらに挑戦です。4段目に突入です。
既出の記事でもNちゃんが丸編みに挑戦していましたが、1つ基本を覚えておくと手作りの幅が広がりますね。コースターの次は小物入れと、作るものの大きさもいろいろ出来てきました。頼もしいです。
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他の仕事もしながら記事を書いているので、一気に編むこともできません。休み時間を利用しながら編んでいます。
そして小さい穴が気になります。。。しっかり編めていないのですね。頑張ります。
だいぶ進んできました。人に見せても恥ずかしくない程度の編み目になったと思いませんか?
去年、何気なくテーブルに置いた手編みのベレー帽に座られ、そのまま猫様の座布団にされてしまったので、ただの丸いものよりも、少し段差を付けたほうがいいのかな、とも思います。
こうして編んでいくと、60mなんてあっという間だなと実感。頑張って一度に編みすぎると腕も痛くなります。私は10号針の柄の先がもう少し長いほうが使いやすいです。なにせ手が大きいので。
猫ベッド担当のスタッフは、手が痛くないようにかぎ針の先を布などで補強していました。
編み進めると重さも出て来るので、無理はせず編んでいきます。
直径36cmまで編んだところで増し目は終わりにします。イメージとしては、巨大なベレー帽を作る感じです。
いつものように“だいたい”で減らし目をする
目を減らしながら編みます。何段で何目か減らすのか、ここまで大きいのは初めてなので不明ですが、感じを見ながら編むことにしました。帽子は何度か編んでいるので、おおよその見当をつけながら進めます。
リズムよく編んでいましたが、肩こりが徐々に悪化…
頭の重さで首が凝ります。調子いい感じでも、こまめに休憩をとってストレッチをするって、とても大事ですね。
丸い部分は編み終わったので、縁の処理をしていきます。
綴じ針にデニムの耳の端っこを通し、裏側に縫い付けていきます。生地が厚いので通りにくく、滑りにくいですが、雑にならないよに心がけます。
終わりが見えてくると嬉しいです。
完成!
工房にある丸椅子に置いてみました。
真ん中のゆるやかなカーブがちょっとわかりにくいですが、猫様が気に入ってくれることを願って、猫様に使い心地の確認をしたいと思います。
猫様の様子やいかに!
猫様の様子は後日ブログ内やnstagramでお伝えしてまいります。