さっこらのお仕事といえば、まず浮かぶのが「織り」でしょうか。
当たり前ではありますが、織り以外にも大小様々なお仕事があります。
具体的にどんなお仕事をしているのかいくつかご紹介します。
工房で時々目にするこの大きな「キケン」の看板。
はじめて見たときはなんだろうと思いましたが、どうやら裂き織に接着芯を貼るための機械だったようです。
家で裁縫をする分にはアイロンで間に合いますが、裂き織は一枚一枚が大きいので、しっかり貼り付けるためにもこの機械を使うのですが……
それでも裂き織の方が大きいので、何度も何度も往復します。
しわにならないよう伸ばして、パタンと挟んで30秒待つ。
ゆったりじっくり、この作業をずっと繰り返します。
最後まで貼れたら、丸めて接着芯の貼り付け完了です!
使い終わったら熱いので「キケン」の看板を下げておきます。
ジーっという音がしていると、糸の巻き取りをしているのだとわかります。
右から左へ、また右へ。
糸が行ったり来たりするのを見ていると、なんだか癒されます。
巻き取った糸は、たて糸の本数や長さを整える作業「整経」に使います。
大きな糸から必要な本数になるよう巻き取り、小分けにしているのです。
糸を巻き取る機械か…と思ってよく見てみると、電動ドリルなのが分かりますか?
実はこれ、さっこら職員さんの手作りなんです!
電動ドリルに、速さを調節するダイヤルスイッチ、フットペダルを使って作ったようです。
以前はこのようなジグザグの針金の輪っかのような器具、「かせくり機」を使って手回しで巻き取っていました。 手回しも味がありますが、あるものを組み合わせて効率化。電動にしてから作業効率が格段にあがりました。
工房でよく見かけるお仕事が、織りあがった布のほつれをとる作業。
リッパーやハサミを使って丁寧に。
着物を解くときや織るときなど、製作中もこまめにとってはいますが、ほつれは仕上がりに関わるので、縫製前に念入りに取っています。
他にも…
革を水でふやかして、刻印してタグをつくったり…
ハトメのオスとメスを仕分けたり…
企業さんから依頼を受けて、裂き織以外のお仕事をするときもあります。
こちらはステッカー作りをしています。
織り以外にもいろいろなお仕事。
ほんの一部ですが、さっこら日々のお仕事風景のご紹介でした。
幸呼来JapanYouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCdqRF9-PuhSKArV46CFx6yA/featured