プラ板とレジンでさっこらチェック風の画びょうを作ってみました

さっこらと言えばもちろん「裂き織」ですよね。
ですがもう一つ、さっこらの顔とも言えるのが、「カラフルなチェック柄」ではないでしょうか。

よこ糸とたて糸の交わりから出る色は、絵の具の混色とはまた違った他にはない独特な風合いで、組み合わせ次第で様々な色彩を見せてくれます。

常々かわいいなーと思っていたさっこらのチェック柄。
このチェック柄のちっちゃい小物があったらかわいいかも!と思いつき、思いつくままに作ってみることにしました。
今回はさっこらの“織り”ではなく“色や柄”の面に着目したものづくり。

織りの良さは織りにしか出せませんが、それとは違ったチェック柄の新たな表情を引き出せないか挑戦です!

プラ板で作ろう

さっこらチェックの小物を作るにあたり、何で作るか考えた結果プラ板を使うことにしました。プラ板でチェックの小さなパーツさえ作れば、取り付けるもの次第でなんにでもなりそうと思ったから。

画びょうやマグネット、ブローチにイヤリング…いろいろ浮かびましたが、手元にある、という理由で画びょうにすることにしました。

用意した材料は

・プラ板
・レジン
・アクリル絵の具
・画びょう
・接着剤

道具としてはハサミ、カッター、コンパスカッター、コーナーパンチ、筆、UVライトなどを使いましたが、こだわらなければ、ハサミやカッター、筆があれば間に合いそうです。

使ったプラ板は1/4に縮むようなので、それを見越したサイズで切ります。大体直径4cmほどでしょうか。

今回はシンプルに四角と丸に。きれいな切り口になるようコンパスカッターやコーナーパンチを使いました。やすりを使えばもっときれいに出来ますね。
あえてガタつかせても味が出るかもしれませんね。

色を塗る

このパーツ作りでもっとも苦労したのが、色塗り。

プラ板に色を付ける方法はいろいろあるようですが、さっこらのビビットなカラフル感を出すために選んだのはアクリル絵の具。

プラ板を焼いた後と、焼く前と、色を付けるタイミングを試した結果、チェックの模様を焼く前に描いて、縮んでからベースの色を塗る方法が一番きれいに出来ました。

ただ、アクリル絵の具の濃度を濃くしないとプラ板が絵の具をはじいてしまうのに、いざ濃く塗って焼くと絵の具がボロボロになってしまい絵の具と水の加減が難しい!

丁度いい濃度にすると、単調になって絵の具の重なり合う感じの色合いが出ない!

微妙な色合いや色数を完全に再現しようとすると、ごちゃつきすぎてかわいくならない!

などの、作ってみて初めて分かる問題にぶち当たりながらどうにかこうにか、形に出来ました。プラ板、意外と奥が深い…。

色の問題は、絵の具の水分濃度を変えるのではなく白の絵の具を利用して色のトーンを調節+爪楊枝で色の重なる部分を削って、後から別のトーンの絵の具を塗ることで解決しました。
裏は隠れるし、焼けば縮むので多少ムラがあっても大丈夫です。

レジンでコーティング~完成!

難所は超えたので、あとはそこまで難しくありませんでした。
色を塗った面に薄くレジンでコーティング。もう片面はレジンが盛り上がるように乗せてぷっくりさせました。
気泡が入らないようにすることと、レジンの量の加減だけ注意!

わたしはUVライトがあったので使いましたが、少し時間はかかりますが太陽光でも硬化できますね。

出来上がったパーツに画びょうを接着剤を付けて…

完成です~!
本物通りとはいかず、あくまでさっこらチェック “ 風 ” ではありますが、まずまず可愛く出来たでしょうか。
今見ると、もっと色をこだわればよかったかなとも思います。

こちらの商品を参考にしました。

on-linestore https://www.saccora-store.online/#mainContent

Creema https://www.creema.jp/creator/2374235/item/onsale/

同柄の商品はon-linestoreやCreemaで販売中です!

パッと見て、「さっこらの柄!」と思ってもらえるものを作りたいなあ…。
織りではないですが、柄を使ったものを作ってみても大丈夫と許可をいただいたので、これからもいろいろと挑戦していきたいと思います!