おうちのキッチンで簡単に!バタフライピーでハーブ染めをしたら意外な結果に…

キッチンで草木染めをするのも今回でもう4回目です。
4回目ともなると、ざっくりとですが手順も頭に入っていて、あまり気負わずに取り掛かれるようになりました。
私としては「気楽に楽しく!」が最優先事項なので、テキトーなのは相変わらずです。
本気で草木染めをしようとするなら、分量や媒染剤の種類など、もっと細かいところまで気を配った方がいいのでしょうが…染まってくれればいいのです!

ハーブティーの場合、色こそつきますがあまり濃い色のイメージがないので、ハーブ染めは染まりにくそうなイメージがあります。
でも、以前バタフライピーを飲んだ時、ティーカップに花2、3個入れただけですごく濃い青になっていたことを考えると、どう染まるか楽しみですね!

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青いハーブティー「バタフライピー」を白いデニムの耳の手作りコースターと合わせて

準備

いつも通りの布に加え、今回はデニムの耳を染めてみることにしました。
やさしい白色がきれいなデニムの耳ですが、白いということは染めの素材としても使えるのでは!思い立ったので実験です。

デニムの耳 ホワイト

日本を代表する国産デニムメーカー”カイハラ・デニム”の廃材を使用したよこ糸。直接工場へ足を運び交渉・買付をすることによって実現した一般的に流通量の少ない素材です。織るだけではなく編み素材としても面白い表情を出すことができます。素材 : 綿・ポリエステル容量 : …

バタフライビーの量は水200㏄に対して花20個くらいです。
飲む分も取っておきたい私としては、20個も!?と思ったのですが、いざ20個取ってみるとまだまだ残っています。

染めてみよう

バタフライピーを茶こしに入れて、熱湯を注いで放置。染液を作ります。

ちょっと置くだけでも、真っ青になりました。しっかりと色を抽出したいので、このまましばらく放置。

染液完成。肉眼だと青く見えるのですが、写真で見ると紫っぽく見えますね。

……と、ハーブティーでも飲むかのように流れるように熱湯を注いで染液を作りましたが、後々(ブログを書いている現在)になって鍋で煮出した方が濃く色を抽出できたかも、ということに気づきました。まあ、染まればOK。楽しむことが最優先。

タンパク質処理しておいた素材を染液に浸けこみます。
入れた直後は、バタフライピーらしい青に染まっていますが、一度色止めのミョウバン水に入れたところ、グレーっぽい色になりました。しかし色味が薄そうだったので、もう一度染液へ。
二度浸けしたところ、色はしっかり入っているように見えますが、濡れた状態ではやはりグレーに見えます。
(濡れた状態も写真に撮っておくべきだったのにうっかり撮影を忘れていて、お見せできません…)

あとは干すだけ。果たしてどんな色の布になるのか。そもそも、ちゃんと染まっているのか。

色の変化

さて、完成した布は…

なんとピンク!?紫!?
濡れた状態ではグレーっぽかったのに!
紫になるにしても青っぽい紫になると思っていました。
ミョウバンの効果なんでしょうか…?

今まで染めたピンクや青系統の布と比較してみます。

左:黒豆 中央:バタフライピー 右:アボカド

予想では黒豆染めのような色合いになると思っていました。
同じくピンクっぽいアボカド染めと比較すると、アボカドがオレンジ寄り、バタフライピーが紫寄りですね。

バタフライピー染め、今までで一番読めない結果となりました。
草木染め、やはり奥が深いです。

デニムの耳

今回初めてデニムの耳を草木染めの素材として使ってみました。
染める前と比較するとこんな感じです。

草木染めらしい淡い色合いですが、ちゃんと染まっています。
今回、実験的に染めてみましたが、デニムの耳の可能性も広がった気がします。
染めの素材として使うのも有りかもしれませんね!

いろいろと発見が多かったバタフライピー染めでした。