秋の景色を堪能する間もなく、岩手山にも雪が降りました。寒いです。ダンボール織り機「DANBOLOOM」でのミニタペストリー製作も、もこもこ要素が増えていきます。
今回は草木を加えて作ってみようと思います。
あれこれ工房の中に置くわけにはいかないので、今回は使いやすそうなエノコログサを使いました。
猫じゃらしたくさん
いつも、秋になるとエノコログサを猫じゃらしとしてお隣の猫様たちと遊んでいますが、今年はミニタペストリーにも使おうと、早い段階で摘んでおりました。
夏の間に採ってドライにしていたものはキレイな黄緑色のままでドライになってくれました。
秋は秋で少し赤みの入った、紅葉したエノコログサです。採取する場所によっても大きさが違うし、好みの形だったとしても種を取り除くと細くなるので、イメージが変わったりもします。
勢い待ってこれだけ採取しましたが、当然全部使い切れるとは思えないので、工房の隅っこの高いところに吊るしておきます。決して邪魔にはならないと思いますが、もし邪魔だったら声かけてください…
今回のたて糸はこの黄緑色。
この毛糸も草木染めです。あまり太くはないので目立たないと思いますが、エノコログサの色に合わせました。
織っていきます
下のフリンジになる部分は、黄緑、ピンク、オレンジ、赤などミックスして作っています。今の時期は暖色のFukuFuku009が大活躍です。
毛糸の色とのバランスを見ながらエノコログサの長さを選んで通していきます。長さは最後に調整できるので、ふさふさの部分の色と大きさを選びます。
間にも織り込んでみました。
いつもざっとデザインラフを描いてから織り始めます。色鉛筆で塗ってみたりもしますが、今回はエノコログサを並べてみながら織っています。
机の上にはいろんなものが…
左側に置いたエノコログサに肘が当たってよく落ちました。机の右下には毛糸が入った紙袋。ゴソゴソと毛糸を探します。たまにふくすけが見に来ますが、特に毛糸には興味がない様子でした。
遊ばれても困りますが。
そして、最近よく使っている毛糸がこちら。
グラデーションが綺麗なので、様々な表現ができます。
ミニタペストリー完成!
今回は晩夏〜秋の色を出してみました。
エノコログサの茎はよく滑るので、糸の端を処理している間にスルッと斜めに動いてしまいます。茎も長いままだと余計に滑ってしまうので、調整しながらの作業でした。
最後に全体のバランスを見て、茎を切り落とします。フリンジはきっちり真っ直ぐにはせずにざっくり感を残しています。
工房の壁に掛けていますが、このエノコログサがずり落ちないかしばらくチェックしていきます。
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