前回織った毛糸の生地ですが、細かい毛が落ちてしまうので、今回はそれをフェルト化していきたいと思います。
前回織った生地はふんわりではなく、なんとなく硬いような、ツイードみたいな感じでした。せっかく織ったので眠らせずに何か加工したいと思い、考えたのがフェルトです。
毛糸をフェルト化するためには、ふんわり仕上げにする洗い方の逆を行えばいいのです。
お湯で洗う
お湯で洗う前に、毛糸は解けてこないように結びます。
単純に解けいないようにするので特殊な結び方ではなく、数本ずつまとめて結んでいきます。
結び終わったら余分な毛糸を切って、お湯で洗います。ゴシゴシ洗っても大丈夫だし、思いっきり脱水機にかけても大丈夫。これは私向きではないか!と思うのです。
1回目
お湯の温度は測っていませんが、温めの温度でスタートです。40度弱でしょうか。
フェルトづくりをしたことのある職員さんに聞くと、お湯のあとは冷水で洗うそうです。食器を洗う容器を2つ用意し、お湯と水で交互に洗っていきます。
2回目
少しお湯の温度を上げます。熱めのお風呂のお湯くらい。
3回目
手をずっと入れられない熱さにしました。何度もお湯に入れて、上げて、の繰り返しです。
洗剤を使うといいらしいので、最後は3回目のお湯に洗濯洗剤を少し入れ、ゴシゴシ洗います。お湯から出してシンクの中でゴシゴシ洗います。洗濯板で洗うような感じでゴシゴシ、ゴシゴシ。。。
ほんの少し ゴシゴシと フェルトっぽくなってきました
いい感じではないでしょうか。泡が消えるまで水洗いをし、絞ります。脱水機を使えばよいのですが、今回は小さいものなので手絞りで行いました。
天日干し(曇りでしたが…)。
教えてくれた職員さんと私、「ホームスパンっぽいね!」とちょっと喜びを感じております。
そして忘れてはいけないのが、ハンドケア!手荒れには注意ですね。
ポットマットを作る
織ったときの全体のサイズを測り忘れたのですが、幅は28cmで織ったので、フェルト化した後は上下左右2cm程度縮みました。
仕上がったサイズは26cm×72cmなので、あまり大きなものも作れません。縫い方も簡単なティーマットとコースターを作りたいと思います。
仕上がりサイズは、さっこらの商品を参考にします。
【コーヒーマット】
【コースター】
たて糸の太さが違ったので、生地がちょっと波打っています。スチームアイロンでできるだけ均等にしていきます。裏面はリネンなどを使いたいところですが、どういう生地がしっくりくるのか考察中です。
考えては見たもののいい布が浮かばないので、中にキルト芯を入れ、両面同じにしようと思います。
マットは全部直線縫いなので間違うことはないでしょう、きっと!
きっと。。。
カフェオレボウルくらいの器とマグカップを置いてみました。どうでしょう、初めてにしては良い方だと思うのですが。
コースターは、切りっぱなしだと寂しすぎたので周りをブランケットステッチしてみました。それに合わせてポットマットにもブランケットステッチを。
フェルト生地からコーヒーマット1枚とコースター4枚できました。生地は少しだけ残っていますが、取っておきます。色の組み合わせはなかなか良かったのではないかと思います。
劣化した毛糸の活用法、また考えていきます。