デニム製造過程で廃材として出てしまうデニムの耳ですが、幅も違うし、色も少し違ったり、いろいろあるんです。工房では、日本を代表する国産デニムメーカー“カイハラ・デニム”のものを使っています。
織る前の工程として、一定の長さまで巻き取り、それを糊落としのために洗濯をします。工房の縁側にはデニムの耳がずら〜っと並んでいます。
乾いたあとに、それぞれの商品用途に分けます。アイロンをかけたり、丸めたり、下準備も大事です。
そんなデニムの耳も、織り製品には細くて使えなかったものが出てきます。
細い分手触りも柔らかなので、編みマットとかを作るなら、これが使いやすい!として取ってあるのが1cm幅のデニムの耳です。
夏に向けて布ぞうりでも編んでみようと思い、8号のかぎ針で編んでみました。順調に編み進めて、いい感じかな?と思ってみましたが…
柔らかすぎたようです。これ絶対にかかとがひっかかってしまうやつです。
底も薄いですね。ちょっと不安が残ります。サンプルなので、はみ出た糸の処理は後回しにして、写真だけ撮っています。
編みタイプの布ぞうりには適していないとわかったので、次は草鞋タイプを作ることにしました。
次回は草鞋づくりです。
「デニムの耳にもいろいろあって その2」へ続く。。。