裂き織の「裂き」は余り布や古布を手で細く裂いてよこ糸にしたことに由来します。
さっこらでも以前は全て手で裂いてよこ糸を作っていました。
手で布を裂く音は心地よいのですが、裁断機を使ったほうがより綺麗な裂き織に仕上がることが分かり、少し前から裁断機を導入するようになりました。
今回はそんな裁断機を使ったよこ糸作りをご紹介します。
こちらが裁断する前の布。
何枚か布を重ねて折り畳み、マスキングテープで端をとめてあります。
こちらの布を裁断機にかけていきます。
裁断機には長さを測るメーターもついているのですが、自力で引き算をする必要があり、少々わかりにくいので、刃が降りる所には自作のスケールを貼っています。
この黄色のスケールの端まで布が来るよう、手前のハンドルを回し位置を調整します。
上部のハンドルを降ろしてしっかりと布を抑えます。
スイッチを押すと刃が降りてきます。
この作業をもくもくと繰り返しよこ糸をつくっていると……
ここでプチトラブルが発生。
裁断機の切れ味が悪くなってしまいました。
一発で裁断できないため、二回刃を通して対処しつつも、切れにくくなる一方。
どうやら刃というよりは、刃が当たる台座がすり減って切れにくくなっているようです。
台座を交換するためには、ドライバーを持ってきてカバーを外さなければならず、他にもいろいろと面倒なことが。 なので、面倒ついでに裁断機の中に溜まった綿ぼこりも掃除をしちゃおうということに。
掃除機をかけていると、普段壁で隠れてしまっている側面に、なにやら見慣れない穴が。
なんと!
この穴から刃の台座が取り出せることが判明しました。
今まで隠れていて気付かなかったため、面倒な交換の仕方をしていたようです。ちょっとショックですが、これからは簡単に交換できますね…!
無事台座の交換が済むと、また綺麗に裁断できるようになりました。一安心です。
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