岩手といえば南部鉄器が有名ですね。水沢駅の南部風鈴は日本の音100選にも選ばれており、どこまでも響く風鈴の音を聞くと、あ〜、夏だな〜と思うのです。駅や市役所などの身近なところでたくさん風鈴を飾っているので、必ずどこかで聞く音です。
地元の百貨店などの鉄器コーナーでも、たくさんの種類の南部鉄器風鈴が並んでいます。黒い鉄の色だけではなく、青や緑、ピンク、赤、黄色、白などカラーバリエーションも多く、形もさまざま。おなじみの釣り鐘から、花、波紋、アマビエなど種類も多いですね。手のひらサイズの風鈴ですが、小さくても職人さんの技術が詰まっています。
岩手県民には馴染み深い南部鉄器の風鈴。この季節、地元はもちろん、ありがたいことに全国からご注文をいただきます。
地元の夏祭り「盛岡さんさ踊り」の浴衣を使った裂き織り短冊がついていて、スタンドに吊るすとインテリアとしても楽しむことができます。置く場所を選ばないのでおすすめです。盛岡市のふるさと納税でもご注文いただけます。
このスタンドは、人間が一番美しいと感じる黄金比を曲線に用いて製作した風鈴のためのスタンド。しなやかな曲線も優しさを醸し出しています。南部鉄器の職人の技も光ります。
風鈴の短冊といえば、石川啄木の短歌が書かれた水色の短冊を思い出します。祖母の家の玄関には風鈴が飾ってあり、水色の短冊がなびいていました。記憶の中にある南部風鈴、みなさんにもあると思います。
短冊も、定番の色から岩手山や花火をデザインしたものなど、たくさんあって眺めるのも楽しくなります。幸呼来Japanの短冊は浴衣を裂き織りにしたもの。浴衣の柄によって色の出方も変わるので、同じものはありません。シンプルなデザインで長く愛されています。
盛岡市内の店舗でも、さんさ風鈴を取り扱って頂いております。
盛岡市本宮にあるMORIOKA TSUTAYAさん。正面玄関を入って左手にさっこらの商品が並んでいます。オレンジのポップが目印です。
続いては、こちらも盛岡市本宮にあるROOM DESIGNさん。ROOM DESIGNオリジナルのペインティングをした風鈴を販売中。
アーティストのRIPさんオリジナルデザインです。短冊は着物を使っています。数量限定再販なしの商品なので、ぜひお早めにお買い求めください。
さっこらの商品は正面玄関を入って右側に並んであります。
なかなか自由に出かけることもできない昨今、南部鉄器の風鈴は、岩手の風をお届けする夏の定番。ふるさとを思い出しながら、夏を過ごしてみませんか。